2020東京パラリンピックへの提言~障がい者が普通に活躍できる社会を目指して 伊藤数子氏


11月21日の月曜セミナーでは、企業経営者であり、障がい者支援NPO法人STANDの代表理事でもある伊藤数子さんに「2020東京パラリンピックへの提言~障がい者が普通に活躍できる社会を目指して」と題して、パラスポーツにかかわり、その支援に尽力されてきた体験と思いを語って頂きました。

伊藤さんは2003年にパラスポーツを初めてインターネット中継しましたが、その大会会場で一人の男性から「おまえら、障がい者をさらし者にして、どうするつもりだ」と言われました。辞書にはさらし者とは人前で恥をかかされた者とあるものの、スポーツをする障がい者は決して恥をかかされた存在ではないと強く感じ、そこから共生社会を目指してSTANDを設立し、パラスポーツ体験会などを積極的に開催してきました。

1964年の東京オリンピックの後からパラリンピックという言葉が使われ始め、当初、日本からは大分の病院の先生が参加者を引率し、みなさんは海外の参加者があまりにも明るく交流しているのに驚かされたそうです。

リオパラリンピックでは、入場券は完売となったものの実際には空席もあり、2020東京パラリンピックは是非満席にしたい、そのためにも国内のパラスポーツの客席が埋まるよう皆さんと一緒に行動したいと力強く仰いました。

いずれは健常者も障がい者も一緒にオリンピックに参加出来ることが理想と強く語られ、パラスポーツをユニバーサルな社会へのソリューション・ツールと考え、それを広める事業を続けておられます。

重いテーマを終始明るく力強く語られ、多くの参加者が感動いたしました。

伊藤数子さんのプロフィール

NPO法人STAND 代表理事

株式会社パステルラボ 代表取締役社長

広島大学 客員教授

1991年金沢市にて企画会社パステルラボ設立。代表取締役。

車いす陸上競技の観戦が契機となり、2003年から電動車椅子サッカーなど競技大会のインターネットライブ中継を開始、誰もが明るく豊かに暮らす社会を実現する「ユニバーサルコミュニケーション活動」のため2005年NPO法人STANDを設立、パラスポーツ事業を本格始動させる。

「総務省u-Japanベストプラクティス」ほか多数受賞。

現在、ウェブサイト「挑戦者たち」の編集長として障がい者スポーツの魅力を配信。また、スポーツイベントや体験会も開催。2014年にはボランティアアカデミーを開講。スポーツ庁スポーツ審議会委員、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会顧問、総務省情報通信審議会専門委員、日本パラリンピアンズ協会アドバイザー、広島県障害者スポーツ協会アドバイザーなども務める。

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